六波羅密寺周辺を数日前の晩に歩いていたら、南の方から拍子木のような音が近づいてきました。それが急に方角が変わって東から聞こえて、それから西に変わって遠くなっていきました。
妖怪でもなんでもないかもしれませんが、場所が場所だけにもしかして昔からこんなことがあるのでは?と思うのですが・・・

六波羅蜜寺 (誤字:密ではない)
六道珍皇寺の近隣にあり、死者を葬送していた"死の六道"エリア内に現存。
歴史の教科書には必ずといってよいほど掲載されている重要文化財の空也上人の像。
その口からは「南無阿弥陀仏」の仏をにょ~んと吐き出している大変珍しい貴重な文化財。
この寺の創立者である空也上人は、疫病が流行し、死体が山積みとなった京都を念仏を唱え歩き多くの民を救った。

亡骸の額にお札を貼り付けるため用意した枚数4万枚、しかしすぐに尽きてしまったという。
どれほどの死体があったんだ?

尚、平清盛像も重文に指定されている。

鴨の河原から、数百メートル歩くと六波羅蜜寺に出ます。ここも怪奇の舞台です。
この場所は今は轆轤(ろくろ)町と言う名前がついてますが、今から400年年前、この辺りから大量の人骨が出てきたので、昔は髑髏(どくろ)町だったそうです。

髑髏原→六波羅というのも有名ですね。
江戸時代まで「髑髏(どくろ)町」と呼ばれ、人骨がいたるとこに転がっていたと言われてます。平家一門が屋敷を構えていた一帯で、六道珍皇寺や幽霊子育て飴は近くにあります。

六波羅蜜寺近隣では、平安末期に平清盛擁する平家一族の屋敷が営まれたり、鎌倉時代には六波羅探題が置かれたりと、歴史で馴染み深い有名な地域でもある。

平家が左京の外に六波羅を造って都の形を崩し、結界を壊そうとした。
六波羅は残ったが平家は封神の怒りを受けて……。南無……。

六波羅蜜寺から少し北へ行くと「西福寺」って寺があるんだけど、八月の精霊会のときに「六道絵」や「十王図」とかの地獄絵をつるして、住職さんが絵解きをしてくれる。
一見の価値はあるよ。また、弘法大師自作の六波羅地蔵(子育て地蔵)を祀ってるよ。

西福寺には恐らく日本一恐ろしい古い日本絵画があります。
九想観図と言われる絵画ですが、それはどのようなものかと言いますと、嵯峨天皇の皇后に檀林皇后という人物がいました。とても美しい人物だったそうですが、死ぬ前に、人間がいかにはかない存在であるかを示す為に、自分の遺体が腐っていき犬に食べられる姿を絵に書かせたという伝説があります。それが九想観図という絵画です。
あとこのお寺の場所は六道の辻と呼ばれた場所ではないかと言われています。

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